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06/15/2021

わらじ vs 踵の高い靴

友人から興味深い質問をいただきました。

江戸時代、人々は江戸ー大阪などの街道を行き来するのに1日30km位の距離を歩いていたようですが、その際、草鞋を履いていました。一方、現代のウォーキング用の靴やビジネスシューズなどは、踵の部分がやや高くなったデザインです。長い距離を歩く場合、草鞋のように底が平らな靴とやや踵が高くなった靴とどちらが良いのでしょう?

正解についてはバイオメカニクスなどが専門の先生方や靴を開発する専門家の方などに聞くのがいいと思いますが、傾向としては、踵とつま先側の高低差が大きな靴は、長い距離を歩くと、脚の特定の部分の筋肉に過度の負担がかかる可能性が考えられます。

踵が高くなっていると、つま先寄りに重心が移動します。つまり、立っている時や歩いている時に脚の前面の筋肉群(大腿四頭筋、前脛骨筋など)が優位に働くことになります。これらの筋肉は大きな力を発揮するので、比較的短い距離をスピード早めにパワフルに歩くのには向いていると思われます。ただし長時間の歩行では、これらの筋肉が過剰に使用されて過剰に疲労する可能性があります。

一歩、草鞋のように踵とつま先側の高低差が少ない靴は、脚の前面と後面の筋肉に負荷がまんべんなく分散されるので、長時間歩いても、どこか特定の筋肉だけが過剰疲労する可能性は、やや少なくなる可能性が考えられます。

ただし、薄い草鞋は江戸時代のように路面が土の街道を歩くのには良いでしょうが、現代のようにアスファルトの硬い路面を歩くにはクッション性が不足する可能性が考えられます。

おおまかな傾向としては、このような考えになるかと思われます。

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