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04/26/2018

参勤交代 英語で - 通訳案内士試験 サンプル

「江戸時代の参勤交代を英語でどう説明するか?」というキーワードで僕のブログにアクセスして下さる方が多いようで、おそらく、通訳案内士試験の勉強をしている方々が多いと思います。僕自身、この試験を2007年に受験した時は、参勤交代に関する問題は出ませんでしたが、過去問を調べると頻出のトピックということで受験者の皆さんに気になるところだと思います。

まず、「参勤交代を英語で説明せよ」と言われたときに、なぜ戸惑うかというと、参勤交代という制度自体、現在の我々の生活にないので、語学力以前の問題として、参勤交代とは何なのか?どのような意義があったのか?ということを知っていないと、英語に訳しようがありません。

参勤交代というのは、江戸幕府が地方の大名に、1年おきに中央政府(江戸)に出てきて、江戸の将軍様の近くで仕事をしなさい、と命ずるシステムだったと理解しています。歴史の本やネットで参勤交代について調べると、色んな意義が書かれていて、たとえば、地方の大名を江戸に1年間出張させることで、地方の大名(県知事みたいなもんですか)を地元から不在にさせ、また江戸に出張させることで、出張費・旅費を使わせて、地方の有力者が中央政府(江戸幕府)に反逆する力を未然に防ぐためだった、という見方をしている人もいるようです。

また、逆の意見もあり、地方の県知事さん(地方大名)を首都・江戸の都知事(将軍)の近くに出張させることで、今でいう都知事と地方県知事の親睦・交友を深め、また、江戸の政治や行政を地方知事に学んでもらって、それを地元に還元させるためだった、という見方をしている人もいるようです。

遠い過去の事象なので、どちらが本当なのか?は僕にはわかりません。家康さんを始め、徳川家は先進的な考えの人が多かったというイメージを僕は持っていますので、地方知事と都知事の親睦友好および研修が主な目的だったと思いたいですが。 というわけで、参勤交代の真意は何だったのか?はよくわかりませんが、これを日本を訪れる外国人観光客に英語で説明する、あるいは通訳案内士・2次試験でこの問題が出た場合、どのように解答すればよいか?というと、あくまで一例ですが

In feudal period in Japan, regional war lords were administered and controlled by the central government - the Edo shognate.  One of characteristics in administration in this period was ... regional war lords were imposed an official duty to serve in the capital city Edo (current Tokyo) in every other year.  The true motive of this system varies among historians, for example, the main reason of this system was to have the regional lords spend a lot of travel expenses and stay them away from their local areas, and deprive them of money and time for overthrowing the central government.

Other opinions are like this ... a true reason for this system was to have better mutual understanding and friendship between the central government and regional war lords by requesting them to serve in the capital city in every other year. As a result, the regional heads were able to return what they learned at the capital to their local territories.

Looking back now, this system of service of local governors at the capital city in every other year was, hopefully, supposed to be a historical initiative for co-prosperity and mutual understanding between the central government and regional governors.
これは、試験に受かってから10年以上経過した時点で僕が書いたサンプルですので、実際の試験では、ここまでは要求されないと思います、ご安心ください。それと、このサンプルを丸暗記して試験で答えても、合格点が取れるかどうかは、他の要素もありますので保証はしかねます(笑)。あなたの自信や雰囲気とか、試験管との相性とか、正確なアクセントで喋れているか?とか...  大切なことは、外国にはあまりない習慣・システムをいかに簡潔に、そして興味深く伝えるか?だと思います。僕自身も、その点はまだまだ勉強中です。

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