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03/12/2012

雑感 12th march 2012

僕が会員になっている某組織の方向性について最近、疑問を感じることがあり、この場をお借りして自分の思いを述べたいと思います。あえて、団体名は伏せますが、業界の人にはスグわかると思います。

何かに例えると..... 数年前、狂牛病が流行った時期がありましたよね。日本の農林水産省は、「日本に輸入する牛肉は一頭残らず全部、狂牛病に感染していないかチェックしろ! でないと、海外の牛肉は輸入しない」と言いました。 一方、アメリカなど西欧諸国は「とても全部は調べられないから、牛肉の中から数頭分をピックアップして検査する、それで検査結果に問題なければ輸入を許可してよ」と主張しました。

どちらの言い分が妥当か?は見方次第です。消費者の安全を考えたら全頭検査をした方がいいに決まってます。一方、流通経路の合理化や検査業務にかかる手間・費用を考えたら、ピックアップ検査もアリかな?と思います。どちらが正しいか?は今日の議論ではありません。

実はこれと似たようなことが、僕のいる業界の日米でも起こりつつあります。フィットネス関連資格の多くは、運転免許証の更新のように2~5年に一度、更新するシステムになっています。更新するためには、知識や技能がサビつかないように、講習会に出席したり、自己学習などを通して所定の単位を取得することが要求されます。

この更新に際して、米国では数年前より「ピックアップ検査」が導入されました。更新に際して、更新申請書と手数料を払えば、とりあえずOK、その後、更新申請をした人の中から、数パーセントが無作為指名され、キチンと単位を取得しているか?講習会の出席証明や学習レポート等、証明書類を提出するように、という規則です。

一方、この団体の日本支部は「全頭検査」、つまり、更新に際して全員に、講習の出席証明書などを添付するように求めます。 何でも合理性・効率性を求めるアメリカよりも厳格ですし、ある意味キチンとしているとも言えます。

日本のやり方、アメリカのやり方、どちらがいいか?は今日のテーマではありません。問題は、この日本の某組織が「我々は米国本部の日本支部だ!」と主張している事です。何の組織や企業でも、支店や支部では、本店・本部と同じサービス・システムが受けられるのが本質的なあり方だと思うからです。

上記は氷山の一角に過ぎず、この団体は米国と日本のシステムがあまりにも違い過ぎます。日本ではこの団体の会員にならないと試験が受けられません。米国は会員にならなくても試験を受けられます(受験料は割高になりますが) CBT形式の試験もあります。 継続単位取得のセミナー等もインターネットでも配信されています。  日本では、北海道や沖縄など遠方の皆さんも、試験やセミナーのために、東京など大都市まで  高い交通費と宿泊料を払って出てくる必要があります(かなりの出費だと思います)

国が違えば色々事情が異なります、この団体の本部と日本支部の規模や歴史も異なります、だから、日本とアメリカ、全く同じシステムにするのは難しいでしょう。でも、日本支部だと言い張るなら、支部会員の皆さんに「本部は現在こんなシステムになってるよ」ということをお知らせするのがスジだと思いますし、可能な限り本部のシステムに近づけるべきだと思います (日本とアメリカの物質的豊かさやインターネットの普及環境等が大きく異なるとは思えませんし、この日本支部は某有名企業がスポンサーについていますので、資金力に大きな問題があるとも思えません)

同じ屋号で商売してるのに、本部とシステムが大きく異なるのは「支部・支店」とは言いません。むしろ、フランチャイズ店・提携団体・姉妹団体とでも言うべきです。

多くの日本人が(僕も含め)、英語があまり得意でないのを逆手にとって、米国本部が発信している情報のうち、日本支部にとって都合の良い情報だけを日本の会員さんに伝え、自分達のビジネスに不利益な情報は極力伝えない...そんな印象さえ受けます

これを読んでご気分を悪くされた方がいらしたら、お詫び申し上げます。僕は日本支部の会員さん達に現状を伝えたいと思うし、自分も多少なりとも関係している以上、日本支部が良い方向に発展して欲しいと願う次第です、失礼・ご無礼をお許し下さい。      

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Comments

その団体の元英文会員でしたが、
確かに日米の機関紙で情報量に差がありすぎましたね。
今後この業界で働きたい人は
N●C●の資格にこだわらず、J●T●で十分だと思いますが。
試験の難易度もおそらく同じくらいでしょうし。
さすがにズブの素人が20日間の講習だけで取得できてしまう
健●運●指●士は問題だと思いますが。
厚生労働省の天下り団体がやってますし。
ちなみに僕はJ●T●の回し者でも会員でもありません(笑)。

Posted by: HIRA | 03/13/2012 at 01:18 PM

>HIRAさん

コメント頂き感謝です。この記事を書く際、かなり葛藤しました。私ごときが余計な事を言わない方が良いのかもしれない。むしろ、真実を知ったら「エーッ、そうなの?」と憤慨&不愉快な気分になる関係者も多いと思うのです。米国の事情は日本とは別として、触れずにいた方が皆が気持ちよく過ごせるのかもしれません。

でも、事務局に対して「海外の状況は隠蔽し、都合の良いように制度・ルールを作り変えているな」という気持ちもあります。また、過去には機関誌インタビューに掲載してもらったり、セミナー講師の仕事を頂いたりして、事務局への感謝の念も忘れていません。

90年代頃は、まだ規模も小さく、米国本部の日本支部的な色合いが濃かったと思いますが、数年前にNPO法人となり次第に自治性が強まったような気がします。良い意味では組織として発展したということであり、一方で良くも悪くも本部からは独立(逸脱)している気もします。

某JIという新団体は役員や会員に知人もいないですし、内情は全く知りませんが、分裂の原因もやはり色々な方針を巡って見解の対立があったのだと推測します。

この分野、産業としてまだまだ未発達で社会的にも認知度が低いですから、狭い業界の中で対立するのではなく、国内も海外も古参団体も新団体も厚労天下り財団も含めて、皆で協力の方向に進むことを願います。

Posted by: ENDO | 03/13/2012 at 05:46 PM

J●T●もわざわざ独自の資格を作った割には
役員も会員もN●C●の資格を維持したままと
いうのは中途半端ですね。
何のために新しい資格を作ったんでしょう?
批判して新団体を設立するなら、
資格を返上して退会するぐらいの意気込みがほしいですね。
僕は両者とも関係がない傍観者なので
言いたい放題言わせてもらいましたが。

Posted by: HIRA | 03/15/2012 at 10:57 AM

>HIRAさん

新団体は立ち上げたけど、せっかく過去に取得した資格も手放したくはないし、業界内メジャー組織との関係を完全に断ち切るのもちょっと不安というのが人情というか本音だと思います(僕も同じ立場だったら、そう感じると思います)

両団体に所属されている方々は資格の維持更新にかかる手間と費用がかなり大変でしょうね。人脈のネットワークを広げたり情報交換・交流するのには非常に有意義だと思いますが。

Posted by: ENDO | 03/15/2012 at 12:12 PM

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