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04/28/2010

事業仕分けと通訳案内士試験 

通訳案内士試験は国土交通省が認可する国家試験ですが、試験の実施は独立行政法人・国際観光振興機構(通称 JNTO)が代行しています。  で、そのJNTOが本日の事業仕分けの対象になりました。  仕分けの対象事業には「通訳案内士試験」は入っていないのですが、今回対象のJNTO事業は、一旦、国に移管し、民間や地方自治体で実施できるものは、そちらへ移譲するようなので、実際にはJNTOはかなり縮小するだろうと思われます。

つまり、国からJNTOに配分される予算が減少するわけです。となると、JNTOは新たな収入源となる事業を構築しなければなりません。

で、僕の予想なのですが、通訳案内士試験を、英検やTOEICのような資格ビジネス化して、収入をUPしようと考えるのではないか?と思います。  現状では通訳案内士は英検やTOEICなどに比べて、ずっと受験者が少ないので事業としては赤字のようですが、やり方次第では、資格ビジネスになり得ると思います。

それは、1級通訳案内士・2級通訳案内士のようにレベル分けして、従来の試験区分を1級とする、 で、2級は比較的簡単にして、受験者を増やす。  もちろん、英語だけでなく、中国語・韓国語・ドイツ語・フランス語・スペイン語その他、多くの言語の試験を実施する。

2級の資格では、外人観光客に対して、ショッピングや街歩き・送迎などの通訳案内が可能。 ただし、日本の歴史・文化などの通訳案内に関しては1級資格が必要、というように従事可能な職務を分ける。

現在、観光庁では、増加する中国人・韓国人の観光客に対応できる通訳ガイドをどうやって確保するか?検討しています。 先日も、ちょっと書きましたが、免許がなくても通訳ガイドの仕事に従事できるように規制緩和する案も出ているようですが、上記のように、1級・2級のようにランク分けすれば、JNTOの縮小に伴う新たな収入源の模索や中・韓のガイド確保といった問題にも対応できるのではないでしょうか?

ランク分けに決して賛成するわけでなないのですが、本日の仕分け結果を見るにつけ、このようなことが一つの方向性としては予見されます。

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Comments

以前、通訳検定・ボランティア通訳検定をやっていた団体が倒産(?)したようなので、それを引き継いだらどうでしょうねえ。

VOISでやっちゃおうかしらん・・・だれも受けませんね。ハハハ ^^;

Posted by: Miyukiohio | 05/16/2010 at 10:53 PM

>ohioさま

日本通訳検定協会は倒産してから、もう1年以上になりますね。当初は通検を引き継いでくれる組織を捜していたようですが、その後、何も話は聞かないので、実質、通検は消滅してしまった形のようですね。

通訳案内士も規制緩和決定で、試験は継続するとしても、実質、形骸化してしまうでしょうから、キチンとした通訳技能を試す検定をVOISで実施したら、マニアな人には需要があるような気もします。

通訳案内士の規制緩和版「研修受講ガイド」の研修を自治体などからVOISが受託できようになると良いですね。

Posted by: ENDO | 05/17/2010 at 12:04 AM

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